この記事でわかること
  • 会見で本田は「このクラブはリーグでナンバーワンになるべき。優れたプロ意識と高い基準を築けば、王者になるチャンスは十分あると信じている」と述べ、昨季3位からのリーグ優勝を最大目標に掲げた。
  • キングカズ・三浦知良(福島ユナイテッドFC)から「頑張ってください」とメッセージが届いたことを明かし、「カズさんから見ると子どもみたいな数字。とはいえ20歳もこのジュロンにはいる」と、40歳での挑戦を笑いを交えながら語った。
  • FCジュロンは旧アルビレックス新潟シンガポール(2004年創設)が今季から改称したクラブ。チェアマンは元アルビレックス新潟社長の是永大輔氏が務める。本田加入は「クラブの土台をつくる」という長期的なビジョンに基づく契約だ。
本田圭佑FCジュロンシンガポールサッカー入団会見40歳キングカズSPL

本田圭佑(40)が8月22日、シンガポール1部FCジュロンの入団会見に出席。キャリア11カ国目・12クラブ目の挑戦でリーグ優勝を目標に掲げた。キングカズとのエピソードや40歳での覚悟も語った会見の内容をまとめた。

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「王者になるチャンスは十分ある」

会見で本田は地元紙のストレイツ・タイムズに対し、「このクラブはリーグでナンバーワンになるべき。優れたプロ意識と高い基準を築けば、王者になるチャンスは十分あると信じている」と語った。

FCジュロン(旧アルビレックス新潟シンガポール)は昨季シンガポール1部リーグ(SPL)で3位。9月に開幕する2026-27シーズンでの王座奪回が最大の目標だ。

また本田は「選手であることは私の情熱。私は常にサッカーがしたい。プレーして勝ちたい。チャンピオンになりたい」と語り、監督ではなく選手として契約したことへの強い意志を示した。

キングカズとのエピソードも明かす

会見で印象的だったのは、キングカズこと三浦知良(福島ユナイテッドFC)との交流エピソードだ。本田は「頑張ってくださいとメッセージをいただきまして、僕からしたら足下にも及ばないですけど頑張りますというところでメッセージのやり取りをさせていただいた」と明かした。

「40歳でカズさんから見ると子どもみたいな数字になってしまうんですけど、とはいえ20歳もこのジュロンにはいる。僕からしたら子どものような年齢の子たちとも真剣勝負でやらないといけないのは、サッカーの魅力というか気が引き締まる状況ではある」と笑いを交えながら語った。

ケガへの言及と40歳の覚悟

「活躍するイメージは当然できているんですけど、ケガがつきまとってくる」と率直に語った本田。「横を見ると20歳がケガを気にせず思い切り練習しまくっているので(笑)。調整の仕方も全然変わってくるしうまくやらないといけない」と、40歳ならではのコンディション管理の難しさも言及した。

ギネス記録への挑戦も視野に入れており、「複数国リーグでの得点ギネス記録がかかっている」ことにも触れた。

FCジュロンとは

FCジュロンは2004年にアルビレックス新潟シンガポールとして創設されたクラブ。2026-27シーズンよりホームタウンのジュロン地区に根ざすためFCジュロンに改称した。チェアマンは元アルビレックス新潟社長の是永大輔氏が務める。

是永チェアマンは本田加入の経緯について「彼はお金ではなく、チャレンジする機会を求めている。鹿島アントラーズにとってジーコさんがそういう存在だったように、FCジュロンにとって本田圭佑と一緒にクラブの土台をつくれるなら、こんなに面白いことはない」と語った。

本田のキャリア概略

時期 主な所属・出来事
〜2010年 名古屋グランパス・CSKAモスクワ
2014〜2017年 ACミラン(イタリア)、W杯3大会連続出場・得点・アシスト
2017〜2021年 メルボルン・ビクトリー(豪)、パチューカ(墨)など多国展開
2021年 スードゥバ(リトアニア)退団・無所属へ
2024年 パロFC(ブータン)に1試合限定×2回加入、10カ国目得点達成
2026年8月〜 FCジュロン(シンガポール)加入・11カ国目の挑戦

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Q&A

本田圭佑はなぜFCジュロンを選んだのですか?
お金よりもチャレンジを求めた本田が「プレーしたい」と申し出たことがきっかけです。FCジュロン是永チェアマンは「クラブの土台をつくる存在として迎えた」と語っており、単なる選手契約を超えた長期的なプロジェクトとして捉えられています。
FCジュロンとはどんなクラブですか?
2004年にアルビレックス新潟シンガポールとして創設されたクラブで、2026-27シーズンよりFCジュロンに改称しました。チェアマンは元アルビレックス新潟社長の是永大輔氏が務め、シンガポール1部リーグで活動しています。
本田圭佑のキャリアで「11カ国目」とは?
これまでに日本・ロシア・イタリア・オランダ・オーストラリア・メキシコ・ブラジル・カンボジア(監督)・リトアニア・ブータンでプレーしてきた本田にとって、シンガポールが選手としての11カ国目となります。
この記事のまとめ
  1. 本田圭佑(40)が8月22日、FCジュロン入団会見に出席。キャリア11カ国目・12クラブ目の新たな挑戦が始まった。
  2. 「王者になるチャンスは十分ある」とリーグ優勝を宣言。キングカズとのエピソードや40歳での覚悟も率直に語った。
  3. FCジュロンは旧アルビレックス新潟シンガポールが今季改称したクラブ。本田の加入はクラブの礎を築く長期プロジェクトとして位置づけられている。
なうらぼ編集部より

「カズさんから見ると子どもみたいな数字」という一言が、この会見のすべてを表しているように思います。

40歳で11カ国目というのは、普通なら「引退」を考える年齢で「まだ挑戦を続ける」という宣言です。三浦知良という絶対的な先人を引き合いに出しながら、笑いを交えつつも「真剣勝負でやらないといけない」と語る本田の姿は、年齢を言い訳にしない人間の強さを感じさせます。

FCジュロンへの加入はお金のためではない、とチェアマンの是永氏は語っています。是永氏が「鹿島にとってのジーコ」と表現したように、本田がこのクラブの礎を築くことを本気で望んでいる。それが伝わったから、この契約が成立した。

9月のシーズン開幕に向けて、40歳の本田がシンガポールのピッチでどんなプレーを見せるか。その一挙手一投足から目が離せません。

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