博多大学(仮称)が設置計画を断念、3回の申請届かず18歳人口減が直撃
一般社団法人博多大学設立準備会は8月20日、福岡市博多区への2027年4月開学を目指していた「博多大学(仮称)」の設置計画を断念すると公式サイトで発表しました。「近年の18歳人口の減少をはじめ、大学設置を取り巻く環境が一層厳しさを増すなか、諸般の状況について慎重に検討を重ねた結果」設置計画を断念したとしており、進学先として検討していた生徒・保護者、就任予定だった教員などに謝罪しています。
- 2025年→2026年→2027年と3度にわたって開学予定を延期した末の断念
- 校舎(博多区麦野に学部棟1号館・板付に2・3号館)はほぼ完成しており今後の活用が焦点
- データサイエンス学部を置くデジタル人材育成の単科大学として構想、教員27人を採用済みだった
一般社団法人博多大学設立準備会は、福岡市に2027年4月の開学を目指していた「博多大学(仮称)」の設置計画を断念すると公式サイトで発表しました。18歳人口の減少など諸般の状況について慎重に検討を重ねた結果としています。2023年から2025年・2026年・2027年と3度にわたって開学予定を変更しながら認可申請と取り下げを重ねてきた計画が、学生を迎えることなく幕を下ろすことになりました。
詳しく見てみると
福岡市博多区で開学が計画されていた博多大学(仮称)について、一般社団法人博多大学設立準備会(阿比留孝行代表理事)が大学の設置計画を断念したと公式サイトで発表しました。同準備会は設置断念の理由として、近年の18歳人口の減少をはじめ、大学設置を取り巻く環境が一層厳しくなっていることを挙げ、「諸般の状況について慎重に検討を重ねた結果」と説明しています。
博多大学はデータサイエンス学部を置き、データサイエンティストやデータアナリスト、データエンジニアなどの育成を目指していた4年制単科大学でした。開学予定を何度か変更し、最終的には2027年4月の開学を目指していました。
計画の経緯を振り返ると、2023年11月に「2025年4月開学」として最初の設置認可申請を行い、その後申請を取り下げて「2026年4月開学」として再申請。2025年6月にはさらに1年延期し、「2027年4月開学」を目指していました。延期の理由として、学部棟の工事中に予期せぬ地中障害が見つかり工期の修正が必要になったこと、就任予定教員の研究室準備が間に合わない見込みになったことなどが挙げられていました。
2025年時点で校舎はほぼ完成しており、今後は校舎の取り扱いや教員予定者への補償が焦点となります。教員27人を採用済みだったとされており、関係者への影響は大きいとみられます。
準備会は進学先として検討していた生徒・保護者、進路指導にあたった高校の先生方、就任を承諾した教員、企業・地域の関係者に対して謝罪しています。
なぜ新設大学の開学が難しくなっているのか
2026年開学の5校中3校(短大も入れると6校中4校)は定員割れとなりました。2015年から2026年まで11年間で48校が新設となりましたが、定員超過は半数以下の21校にとどまっています。日本の18歳人口は今後も減少が続く見通しで、特に地方の私立大学は学生確保が困難な状況が続いています。新設大学は認可が下りてからでも短期間で広報して学生を集める必要があり、開学直後から定員割れになるリスクが高まっています。
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Q&A
- 博多大学(仮称)の設立準備会が2027年4月開学の設置計画断念を発表、18歳人口減少など環境の厳しさを理由に挙げる
- 2023年から3度の申請・2度の延期を経ての断念、データサイエンス学部単科大学として構想・教員27人採用済みの段階での撤退
- ほぼ完成した校舎の活用方法と採用済み教員への補償が今後の焦点
































































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