この記事でわかること
  • マルマエ(6264)は8月21日、中期経営計画「Fusion2028」の数値目標を大幅上方修正。2028年8月期の売上高目標を250億円から320億円、営業利益を56億円から82億円に引き上げた。半導体製造装置市場の想定以上の急拡大が背景。本日8/24も大幅反発している。
  • インフォマート(2492)は香港のアクティビストファンド・オアシスマネジメントが6月末から8月にかけて持続的に買い増し。7月3日に一時+19.8%まで急伸し、8月時点で保有比率は10.94%まで上昇。8月18日には再び+6%超の反発を記録。株価は2022年以来の高値圏で推移している。
  • 8月の相場全体を見ると、AI・半導体関連(キオクシア・太陽誘電・マルマエ等)と、アクティビスト介入による株主価値向上期待銘柄の2つが市場の注目を集めた。
個別株マルマエインフォマート株価上昇AI半導体アクティビストオアシス2026年8月

2026年8月の国内個別株で注目された上昇銘柄と上昇要因を整理。マルマエの中計上方修正・インフォマートへのアクティビスト介入など、動きが大きかった2銘柄を中心に解説する。

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詳しく見てみると

マルマエ(6264)|中計上方修正で大幅反発

マルマエは半導体製造装置やFPD製造装置向けの真空部品加工を主力とする精密部品メーカー(東証プライム)。8月21日(木)、中期経営計画「Fusion2028」の数値目標を大幅に上方修正した。

指標 旧目標(2028年8月期) 新目標(2028年8月期)
売上高 250億円 320億円
営業利益 56億円 82億円
連結ROIC 15% 25%

修正の背景として同社は「半導体関連の市場環境が当初予測を大幅に上回るペースで急拡大している」ことを挙げた。子会社KMACの稼働率向上・マルマエ本体の内製率改善・グループ全体での値上げ効果なども利益率改善に寄与する見込みだ。

なお直近の2026年8月期第3四半期(9〜5月累計)の業績も、売上高140.2億円(前年同期比+92.9%)、営業利益26.4億円(同+84.1%)と絶好調で推移している。8月24日(本日)も大幅反発しており、市場の評価が続いている。

インフォマート(2492)|アクティビスト介入で22年来の高値圏

インフォマートは飲食業界を中心とした企業間受発注・請求書電子化クラウドプラットフォームを運営する企業(東証プライム)。6月末から8月にかけて、香港拠点のアクティビストファンド・オアシスマネジメントによる継続的な株式買い増しが明らかになり、断続的な株価上昇を見せた。

日付 保有比率 株価の反応
7月3日 5.07%判明 一時+19.8%急伸
8月4日 8.54%に増加 再び急騰
8月11日 9.74%に増加 続伸
8月18日 10.94%に増加 +6.2%反発

オアシスは保有目的として「発行者の中長期的な企業価値を向上させ、コーポレート・ガバナンスを改善すること」を掲げており、代表取締役の選任・解任や合併・非公開化など広範な重要提案行為も予定している。インフォマート自身の業績も好調で、2026年12月期第1四半期は売上高前年同期比+13.9%・営業利益+76.5%の大幅増益を達成している。

8月の相場全体の傾向

8月の東京市場では、日経平均が17日に5連騰して69,220円の高値をつけた後、19日に2,134円安と急落するなど乱高下が続いた。そうした環境下でも、独自の上昇材料を持つ個別株には資金が集まりやすい状況が続いた。AI・半導体関連では太陽誘電やキオクシアなども年間を通じて注目を集めており、マルマエのような半導体製造装置関連の精密部品メーカーへの評価も高まっている。

※本記事に記載の株価・数値は記事作成時点の情報であり、最新の情報は各社の適時開示や金融情報サービスでご確認ください。

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Q&A

2026年8月に注目された上昇銘柄はどれですか?
マルマエ(6264)とインフォマート(2492)が特に注目を集めました。マルマエは中期経営計画の大幅上方修正、インフォマートはアクティビストファンド・オアシスによる継続的な買い増しが上昇の主な要因です。
マルマエの中期計画でどう変わりましたか?
2028年8月期の売上高目標を250億円から320億円に、営業利益を56億円から82億円に上方修正しました。半導体製造装置市場の急拡大が当初予測を大きく上回ったことが背景です。
インフォマートへのアクティビスト介入とはどういうことですか?
香港のオアシスマネジメントが6月末から8月にかけて継続的にインフォマート株を買い増し、保有比率が10.94%まで上昇しました。株主価値向上・ガバナンス改善を目的としており、大株主として経営への提案を行う可能性があることが市場で好材料視されています。
この記事のまとめ
  1. マルマエ(6264)は中期経営計画の大幅上方修正(売上高目標+28%増)が好感され、8月に大きく反発した。
  2. インフォマート(2492)はオアシスマネジメントの持続的な買い増しを受け、7月〜8月に2022年来の高値圏に浮上した。
  3. 8月は乱高下する日経平均とは別に、独自材料を持つ個別株に資金が流入しやすい地合いが続いた。
なうらぼ編集部より

今月の個別株市場で面白かったのは、「日経平均が乱高下するなかでも、個別株は独自の材料で動いている」という構図です。

マルマエの中計上方修正は、AI投資の波が半導体製造装置メーカーだけでなく、その部品を作る精密加工メーカーにまで届いていることを示しています。売上高目標が250億円から320億円に引き上げられたのは、会社自身が「市場の急拡大が想定を超えた」と認めているということです。

インフォマートのケースは少し異なります。オアシスマネジメントが7月以降6週間以上にわたって株を買い増し続けているというのは、単なる財務投資の範疇を超えた動きです。保有目的に「非公開化も含む重要提案行為」が明記されており、今後の展開から目が離せません。

ただし株価の上昇は過去のことであり、今後どうなるかは誰にもわかりません。記事の内容はあくまで参考情報としてご活用いただき、投資の判断はご自身の責任のもとで行ってください。

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