この記事でわかること
  • 8/18に1,759円安、8/19に2,134円安と2日連続の大幅安。中東情勢の不透明感と長期金利上昇が重なった
  • 8/20は890円反発し3日ぶりに反発も、8/21は米ウォルマートの決算嫌気・原油高・金利再上昇で再び200円安
  • 来週の注目はエヌビディア決算とジャクソンホール会議。週前半は様子見の展開か
日経平均株価金利上昇AI半導体

8月第3週の日経平均は週初に69,220円と好調スタートも、18・19日の連続大幅安で65,326円まで急落。20日に890円反発したものの21日は再び下落し66,016円で週を締めました。週間騰落は−3,204円(−4.63%)と大幅安の週となりました。

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詳しく見てみると

2026年8月第3週(17〜21日)の日経平均株価の動きを日別にまとめました。

日付 終値(円) 前日比 騰落率 主な要因
8/17(月) 69,220.25 +506.45 +0.74% AI・半導体株買い、5日続伸・6万9,000円台回復
8/18(火) 67,460.73 −1,759.52 −2.54% 中東情勢不透明感・長期金利上昇・6日ぶり反落
8/19(水) 65,326.42 −2,134.31 −3.16% 米SOX指数安・半導体株連鎖安・売買代金10兆円超
8/20(木) 66,216.79 +890.37 +1.36% 売られすぎ銘柄に買い戻し・3日ぶり反発
8/21(金) 66,016.36 −200.43 −0.30% 米ウォルマート急落・原油高・消費関連株売り

週間の下落幅は3,203円89銭(−4.63%)と大幅安の週となりました。

**8月17日(月):5日続伸で6万9,000円台を回復**

週初はAI・半導体関連株への買いが先行し、日経平均が5日続伸。終値69,220円は7月6日以来約1カ月ぶりの69,000円台回復となりました。ただし、長期金利が一時2.930%と約30年ぶりの水準に上昇するなど金利先高観は強まっており、反落する場面もありました。

**8月18日(火):1,759円安で6日ぶり急反落**

トランプ米大統領が米国はイランとの覚書の延長を求めていないと発言し中東情勢への警戒感が台頭。日米の長期金利上昇も加わり、半導体関連銘柄の割高感が意識されました。下落幅は一時1,800円を超える場面もありました。

**8月19日(水):2,134円安でさらに急落**

米SOX(フィラデルフィア半導体株)指数が前日に約5%安となった影響を引き継ぎ、日本市場でも半導体・AI関連株への売りが継続。東証プライムの値下がりは1,155銘柄に達し、売買代金は10兆円を超えました。33業種のうち上昇したのは医薬品と海運の2業種だけという全面安となりました。

**8月20日(木):890円高で反発**

2日間で約3,900円下落した反動から「売られすぎ」銘柄への買い戻しが入りました。キオクシアやトヨタ、富士通など幅広い銘柄が買われ、東証プライムの値上がりは1,320銘柄と全面高に近い展開。ただし長期金利の不安は残りました。

**8月21日(金):200円安で再び反落**

米ウォルマートが決算後に急落し、個人消費への警戒感が台頭。原油高も加わりファーストリテイリングなど消費関連株に売りが先行しました。一時900円超の下落となる場面もありましたが、売り一巡後は下げ渋り200円安で週末を迎えました。来週の市場はエヌビディア決算とジャクソンホール会議(米FRB関係者が出席する金融政策シンポジウム)が最大の注目点とされています。

来週の注目ポイント

相場の行方を左右する2大イベント

来週の日本株市場で最大の注目点は2つです。1つ目はエヌビディアの決算発表で、AI向け半導体の需要動向を示す数字として世界の株式市場が注目します。好決算であれば日本の半導体・AI関連株にも買いが入りやすく、逆に失望であれば今週のような急落につながる可能性があります。2つ目はジャクソンホール会議(米FRBが参加する年次経済政策シンポジウム)で、米国の金利政策の方向性が示される可能性があります。週前半は様子見ムードが続くと見られています。

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Q&A

今週の日経平均はどれくらい下がりましたか?
週初8月17日の69,220円から週末8月21日の66,016円まで、週間で3,203円89銭(−4.63%)の下落となりました。特に18日・19日の2日間で合計3,893円という大幅な連続安が目立ちました。
なぜ大幅に下落したのですか?
主な要因は2つです。1つ目は中東情勢の不透明感で、トランプ米大統領のイランに関する発言を受けて原油価格が上昇し投資家心理が悪化しました。2つ目は日米の長期金利上昇で、AI・半導体関連銘柄の割高感が意識され売りが広がりました。
来週はどんな動きが予想されますか?
市場関係者はエヌビディアの決算発表とジャクソンホール会議(FRB関係者出席の年次シンポジウム)に注目しています。週前半は様子見ムードとなる可能性があり、両イベントの結果次第で方向性が決まると見られています。
この記事のまとめ
  1. 8月第3週の日経平均は週間3,204円安(−4.63%)、中東情勢・長期金利上昇・半導体株売りが重なる波乱の週に
  2. 8/18に1,759円安・8/19に2,134円安と2日連続の急落、19日の売買代金は10兆円超の大商い
  3. 来週はエヌビディア決算とジャクソンホール会議が最大の注目点、週前半は様子見か
なうらぼ編集部より

「業績相場」に移行しつつあった日本株市場に、中東情勢と長期金利上昇という二重の逆風が吹いた1週間でした。特に17日に69,220円まで回復した直後から2日連続で合計3,893円下落したスピードの速さは、現在の相場がいかに不安定かを示しています。

20日の890円反発は「売られすぎ」への修正と言えますが、21日にはウォルマートの決算や原油高という別材料で再び頭を抑えられました。来週のエヌビディア決算が市場の方向性を決める試金石になります。引き続き長期金利の動向とドル円の動きから目が離せない局面です。

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