この記事でわかること
  • 男子歴代最多は駿台学園中の7回・第38〜41回(2008〜2011年)の4連覇が最大記録
  • 女子は金蘭会中が2014年以降9回優勝・2019〜2025年の6連覇で「令和の絶対王者」として君臨
  • 女子歴代2位は意外にも長野県の裾花中が6回、地方公立校が東京・大阪勢を抑えて2位に
全中バレー歴代優勝金蘭会中駿台学園中

1971年から続く全日本中学校バレーボール選手権大会の歴代優勝校を全56回分集計しました。男子歴代最多は駿台学園中(東京)の7回・2008〜2011年の4連覇が最長記録。女子は金蘭会中(大阪)が通算9回で歴代最多を誇ります。女子歴代2位は裾花中(長野)の6回という意外な結果も判明しました。

詳しく見てみると

1971年に第1回が開催された全日本中学校バレーボール選手権大会は、2026年の第56回大会まで56年の歴史を重ねてきました(2020年はコロナ禍で中止のため実施は55回)。全55回分の男女優勝校を1回ずつ集計しました。

男子の歴代優勝回数ランキングは以下の通りです。

順位 学校 都道府県 優勝回数 優勝年
1位 駿台学園 東京 7回 2008・2009・2010・2011・2013・2017・2019
2位 菟田野 奈良 4回 1989・1993・1994・2026
3位 駒形 東京 3回 1996・1997・1998
3位 安田学園 東京 3回 2003・2004・2024
5位 昇陽 大阪 2回 2016・2018
5位 渕江 東京 2回 2014・2021
5位 清風 大阪 2回 2025・2026(連覇)
5位 向丘 神奈川 2回 1972・1974
5位 小松川第三 東京 2回 1999・2001

男子の歴代最多優勝は駿台学園中(東京)の7回です。第38回(2008年)から第41回(2011年)にかけての4連覇は全中バレー男子の歴代最長連覇記録で、現在も破られていません。2025年から清風中(大阪)が2連覇を達成し、新時代の強豪として注目されています。

女子の歴代優勝回数ランキングは以下の通りです。

順位 学校 都道府県 優勝回数 優勝年
1位 金蘭会 大阪 9回 2014・2016・2017・2019・2021・2022・2023・2024・2025
2位 裾花 長野 6回 1996・2004・2005・2010・2013・2015
3位 文京学院大女 東京 5回 2002・2003・2006・2007・2018
4位 四天王寺 大阪 4回 1994・1995・1997・1998
4位 蒲生 大阪 4回 1975・1976・1978・1980
6位 文京第十 東京 3回 1983・1984・1985
7位 共栄学園 東京 2回 2000・2009
7位 成徳学園 東京 2回 1999・2001
7位 八王子第二 東京 2回 1973・1977
7位 古河第一 茨城 2回 1974・1979

女子の歴代最多優勝は金蘭会中(大阪)の9回です。2014年の初優勝以降、通算9回・6連覇で「令和の絶対王者」として君臨しています。

意外な発見は歴代2位が長野県の裾花中(現・長野市立裾花中)の6回という点です。1996年の初優勝以降2015年まで断続的に6回の全国制覇を果たしており、強豪ひしめく東京・大阪勢に割って入った地方公立校の快挙として全中バレー史に刻まれています。

2026年大会は広島開催で、地元・広島市立祇園東中が女子決勝に進出して初優勝という地元の盛り上がりも大きなトピックになりました。

2020年大会はコロナ禍で中止となりました。これにより第50回という記念大会が幻となったのは全中バレー史の特別な出来事として記録されています。

大会の仕組み

全中バレーはどんな大会か

全日本中学校バレーボール選手権大会は1971年に第1回が東京で開催されました。1975年以降は全中開催ブロックで開催されており、9ブロックの地域予選を勝ち上がった35校に開催都道府県からの1校を加えた36校が出場。全出場校を4校1グループの計9グループに分けて予選リーグを行い、各グループ上位3校がノックアウト方式の決勝トーナメントに進みます。2026年大会は8月20日〜23日に広島市の広島グリーンアリーナで開催されました。

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Q&A

全中バレーの男子最多優勝校はどこですか?
駿台学園中(東京)が7回優勝で歴代最多です。2008〜2011年の4連覇が最大の連覇記録で、現在も全中バレー男子の最長連覇・最多優勝記録として残っています。
女子で9回優勝の金蘭会中はどんな学校ですか?
大阪府大阪市に所在する金蘭会中学校です。2014年の初優勝以降9回の全国制覇を達成し、6大会連続優勝。同法人の金蘭会高校(春高バレー・インターハイの強豪)との中高一貫の育成体制が圧倒的な強さの背景にあります。
女子歴代2位の裾花中(長野)はどんな学校ですか?
長野市立裾花中学校で、1996年の初優勝以降2015年までに6回の全国制覇を達成しました。地方の公立中学校ながら東京・大阪の強豪校に割って入った記録は全中バレー史に残る快挙です。
この記事のまとめ
  1. 全中バレー男子歴代最多は駿台学園中(東京)の7回・2008〜2011年の4連覇が最長記録、女子は金蘭会中(大阪)が9回・6連覇で圧倒的最多
  2. 女子歴代2位は意外にも長野県の裾花中が6回、東京・大阪以外の地方公立校が歴代2位という全中バレーの多様性が浮かび上がる
  3. 2026年は男子菟田野中が32年ぶり4度目・広島開催で地元祇園東中が初優勝と話題が多い大会に
なうらぼ編集部より

56年分のデータを集計して改めて浮かび上がるのは、男女でまったく異なる歴史の色合いです。男子は駿台学園中の7回・4連覇という突出した記録はあるものの、55回の優勝が多数の学校に分散しており、群雄割拠の伝統が続いています。女子は2025年まで金蘭会中の9回・6連覇という一強時代と思いきや、2026年は開催地広島の祇園東中学校が優勝という劇的な閉幕となりました。

女子で注目すべきは裾花中(長野)の6回優勝です。東京・大阪・福岡という都市圏の強豪が上位を占めるなかで、長野県の公立中学校が断続的に6回もの全国制覇を果たしたことは、全中バレー史でも異彩を放つ記録です。

2026年大会では男子の菟田野中(奈良)が1994年以来32年ぶりに頂点に返り咲き、女子は広島開催で地元の祇園東中(広島)が初優勝という地元の盛り上がりも記録されました。来年の第57回大会では菟田野中の連覇挑戦が注目されます。

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