甲子園アルプスで熱中症対策、ミストや臨時休憩所を設置
第108回全国高校野球選手権大会が甲子園で熱戦を続ける中、アルプス席で応援する吹奏楽部員の熱中症対策が強化されています。日本高野連はアルプス席そばに空調の利いた応援団臨時休憩所を設置し冷たい飲み物も常備。各校もミストシャワーや氷の配布で部員を守りながら、選手たちへの熱い応援を続けています。
- 高野連が整形外科医の指摘を受けアルプス席そばに空調付き臨時休憩所を設置
- 岡山学芸館は教員がミストシャワーを噴射・氷袋を配布、コントラバス担当は演奏を回避
- 飾磨高は来年度閉校が決定、今大会が最後の甲子園演奏になる可能性
第108回全国高校野球選手権大会が続く甲子園で、アルプス席の吹奏楽部員を対象にした熱中症対策が強化されています。日本高野連は5・6月の意見交換会で整形外科医から「吹奏楽部員の熱中症が年々増加している」との指摘を受け、空調付きの応援団臨時休憩所を設置しました。各校も独自の暑さ対策を取りながら選手たちへの応援を続けています。
詳しく見てみると
第108回全国高校野球選手権大会が甲子園で熱戦を続ける中、アルプス席で応援する吹奏楽部員の熱中症対策が各校・日本高野連双方で強化されています。
日本高野連は今年5・6月に7イニング制に関する意見交換会を開催。その中で整形外科医から「ブラスバンド部員の熱中症が年々増加している」との指摘があり、対策の必要性が改めて浮き彫りになりました。高野連はアルプス席のそばに空調の利いた応援団臨時休憩所を用意し、冷たい飲み物を常備。設置当初より利用者は増えています。
8月14日に行われた花巻東vs岡山学芸館の試合では、午後1時半の開始時点で気温は30度を超えていました。岡山学芸館は教員らが定期的にアルプス席を回ってミストシャワーを噴射し、氷が入った小袋を部員に配布。打楽器担当の安養寺そらさん(17)は「暑い中で演奏する機会はほとんどないので心配だが、ミストは本当に涼しくて快適」と話しました。
楽器への配慮も欠かせません。直射日光の影響を受けやすいコントラバス担当の部員は演奏を回避し、他の応援団をうちわであおぐサポートに徹しました。木製楽器は急激な温度変化に敏感なため、部長でフルート担当の木谷光来さん(18)は金属製のピッコロを使用しました。「割と違和感はない」と木谷さんは話しています。
花巻東の応援を手伝う飾磨高(兵庫)は来年度で閉校が決まっており、今大会が最後の甲子園演奏になる可能性があります。木谷さんは「夏の甲子園で演奏できるのはうれしい」と語り、応援にも一層力が入っていました。
なぜアルプス席の吹奏楽部員は熱中症になりやすいのか
アルプス席は試合中ほぼ立ちっぱなしで、重い楽器を持ちながら演奏し続けます。休憩のタイミングも選手のプレーの流れに左右されるため、自分のペースで休むことが難しい環境です。また応援に集中するあまり体調の変化に気づきにくく、熱中症の症状が出てから対処が遅れるケースも少なくありません。猛暑が常態化した近年、試合中の選手だけでなくスタンドの部員への対策も欠かせない課題となっています。
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Q&A
- 高野連が整形外科医の指摘を受けアルプス席に空調付き臨時休憩所を設置、利用者は増加傾向
- 各校もミストシャワー・氷袋の配布・コントラバス担当の演奏回避など独自の熱中症対策を実施
- 来年度閉校の飾磨高は今大会が最後の甲子園演奏になる可能性、部員が思いを込めて応援
































































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