この記事でわかること
  • 約3カ月ぶりの値下がり、前週比30銭安の169円80銭
  • 米イラン情勢の改善によるホルムズ海峡通航正常化が原油価格下落の主因
  • 政府の激変緩和措置による補助金が引き続き価格を170円程度に抑制
ガソリン価格資源エネルギー庁燃料費物価

経済産業省が8月19日に発表した8月17日時点のレギュラーガソリン全国平均小売価格は169円80銭(1リットル当たり)で、前週比30銭安となり約3カ月ぶりの値下がりとなりました。2026年3月の中東情勢悪化をきっかけに上昇し、政府の緊急的激変緩和措置で170円程度に抑制されてきたガソリン価格が、ここにきて下落に転じた形です。

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経済産業省は8月19日(水)、8月17日(月)時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格が前週調査より30銭安い169円80銭だったと発表しました。下落は約3カ月ぶりとなります。

2026年2月末からの中東情勢の急激な悪化により、原油価格が跳ね上がり、ガソリン価格も200円に迫る勢いになったため、政府は緊急的激変緩和措置として補助金制度を急遽復活させた経緯があります。

その後、米イラン停戦合意の発表を受けて中東情勢は大きく改善し、ホルムズ海峡の通航正常化期待から原油価格は下落に転じていました。

政府は中東情勢を踏まえた燃料油の価格支援を継続しており、全国平均小売価格が170円程度を超える見込みの場合に超過分を支援する仕組みを整えています。今後も原油価格と為替の動向、政府補助の水準によって価格が変動する可能性があります。

直近半年の推移を見ると、3月23日時点では177.7円前後まで上昇しましたが、4月以降は167〜170円台で推移し、8月10日時点では170.1円だったものが、8月17日時点で169円80銭と170円を割り込みました。

価格の仕組み

ガソリン価格が下がった主な理由

米イラン停戦合意の発表を受けて中東情勢は大きく改善し、ホルムズ海峡の通航正常化期待から原油価格は下落しました。原油の国際価格はドル建てで決まり、為替レートと合わせて国内のガソリン価格に影響します。円安が進むと同じドル価格の原油でも円換算の輸入コストが上昇するため、ガソリン価格も上昇しやすくなります。また政府の補助金制度が170円を超える分を支援する仕組みとして機能しており、これが価格の下支えとなっています。

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Q&A

ガソリン価格はなぜ3カ月ぶりに下がったのですか?
米イラン情勢の改善によりホルムズ海峡の通航正常化への期待が高まり、原油の国際価格が下落したことが主因です。政府の燃料油価格支援策(補助金)も引き続き価格抑制に機能しています。
今後もガソリン価格は下がり続けますか?
原油の国際価格・為替レート・政府補助の水準によって変動するため、今後の見通しを断定することはできません。中東情勢や政策変更が価格動向に直接影響します。
政府の補助金はいつまで続きますか?
政府は全国平均小売価格が170円程度を超える見込みの場合に超過分を支援する仕組みで燃料油価格支援を継続しています。具体的な終了時期は現時点で明示されていません。
この記事のまとめ
  1. 8月17日時点のレギュラーガソリン全国平均が169円80銭、前週比30銭安で約3カ月ぶりの値下がり
  2. 米イラン情勢改善によるホルムズ海峡通航正常化期待で原油安、170円を割り込む水準に
  3. 政府の激変緩和措置による補助金が引き続き価格抑制に機能、今後は原油・為替・補助金が焦点
なうらぼ編集部より

3月に177円台まで上昇したガソリン価格が、約3カ月ぶりに下落に転じました。170円の大台を割り込む169円80銭という水準は、ドライバーにとって小さいながらも確かな朗報です。

背景にある米イラン情勢の改善は重要なポイントです。ホルムズ海峡はタンカーの通過がしやすくなる見通しとなり、原油供給の不安が和らいできています。とはいえ中東情勢は流動的で、再び緊張が高まれば価格が上昇に転じるリスクは常に存在します。

家計の燃料費負担という観点からは、ガソリン価格が1円下がると月間走行距離1000kmのドライバーで年間1000〜1500円程度の節約になる計算です。価格の下落傾向が継続するかどうか、今後の週次調査を注視する必要があります。

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