コロナ禍以降の健康意識の高まりを背景に、ランニングが競技からカルチャーへと進化しています。
日本のランニング市場が4200億円に拡大
調査会社IMARCグループによると、2025年の日本のランニング市場規模は約4200億円に達しました。国内では大会数が過去最多を記録し、若い世代を中心に仲間と走る「グループラン」が新たな潮流として広がっています。タイムや距離だけを追うスタイルから、コミュニティや自己表現としてのランニングへと、その楽しみ方は大きく変わっています。
- 国内ランニング市場が約4200億円規模に到達
- 大会数が2024年度に過去最多92大会を記録
- グループランを中心とした新しいランカルチャーの台頭
コロナ禍以降の健康意識の高まりを背景に、日本のランニング市場は2025年に約4200億円規模へ拡大しました。国内の対象大会数は2024年度に過去最多の92大会を記録。若い世代を中心にグループランやランニングクルーが急増し、ランニングはいまや競技を超えたライフスタイルカルチャーへと変化しています。
詳しく見てみると
コロナ禍を経て健康意識が高まり、近年ますます注目を集めるランニング。国内最大級の大会エントリーサイト「ランネット」を運営するアールビーズの調査では、2024年度(2024年4月〜2025年3月)の国内の対象大会数は92と、コロナ禍前の2018年度の80を大きく超え過去最多を記録しました。調査会社IMARCグループによると、2025年の日本のランニング市場規模は27億5050万アメリカドル(約4200億円)に達し、2034年までに42億5190万ドル(約6600億円)まで拡大する見通しです。
アメリカでも動きは顕著です。業界の推計によると、2024年に米国内のランニング・ジョギング参加者は2020年以来初めて5000万人を突破。ニューヨークでは「バーやナイトクラブには行かず、ランニングクラブに参加しよう」という価値観が若者層に広がり、ランニングクラブは健康的に人と出会うための手段として機能しています。韓国でも2025年のランニング関連検索数が前年比で約3倍に増加したというデータがあり、K世代がランニングを文化として定着させています。
こうした世界的な潮流は日本にも波及しています。従来はダイエットや健康維持が目的の中高年層が中心でしたが、コロナ以降は都市部の若年層の間でグループランを楽しむ新しいランニングカルチャーが広がっています。ランニングアプリ「Strava」の2025年トレンドレポートによれば、新規ランニングクラブ数は前年比3.5倍に急増しており、世界的にグループランのトレンドが強まっています。
注目すべきはランニングギアの進化です。2025年上半期の国内ランニングシューズ市場規模は前年同期比14%増を記録し、販売個数・平均単価ともに上昇しました。アシックス、ナイキ、アディダス、オンに加え、サロモンやトレイルランニング系ブランドもロードランニング市場への参入を強め、シューズ選びの選択肢はかつてないほど広がっています。
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Q&A
- 日本のランニング市場は2025年に約4200億円規模に到達
- 国内大会数は2024年度に過去最多92大会を記録
- 若者を中心にグループランが急拡大し、ランニングはカルチャーへと進化
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